2010年4月17日土曜日

やっと、自転車

自転車が好きです。6台も持っています。
6台?
はい、6台。
なんで?
そうですね。よく言われます。正直に言うと、良く分かりません。

1950(昭和25・イギリス) Thanet Silverlight

非常に珍しい自転車です。私には大きい自転車が必要です。日本の平均サイズのフレームは540mmぐらいですが 私のサイズは610mmです。以前からこの自転車のデザインが好きで私のサイズが市場に出た時にチャンスだと思って買いました。今、組たて中で乗っていません。売ろうかなと思っています。

1950(昭和25・イギリス) Hetchins Magnum Opus

この自転車はThanetほど珍しくないのですが、珍しいです。同じく、以前から好きで私のサイズの物が市場に出た時にチャンスだと思いました。よく乗ります。乗りが柔らかくて、気持ちがいいです。後、60才の物(おじいさん)なので、すごいね!まだ元気ね!と思いながら乗ります。

1975(昭和50・フランス) Peugeot PX60

私のツーリング用の自転車です。15速、フレームが長い自転車なので楽に荷物を運んで長い旅が出来ます。今まで、一番長く乗ったのは東京から鎌倉までです。今度瀬戸内海へ行きたいなと思っています。

1979(昭和54・イギリス) Dawes Atlantis

この自転車のお陰さまで自転車を好きになりました。6年前買いました。今は私の雨用の自転車です。泥よけが付いていて、2速のオートマのハブが付いています。乗りながらペダルを少し逆回りするとハイギアとローギアを交換します。もう少し逆回りするとブレーキになります。雨の時にとても乗りやすいです。買った時にレーシング用な自転車だったけどけっこう改造しました。

1982(昭和57・アメリカ) Trek 760

Dawesのお陰さまで自転車が好きになって買った自転車です。軽くて、速いレーシング自転車です。残念ながら、下記のChesiniを買ってから滅多に乗りません。売ろうと思っています。

2009(平成21・イタリア) Chesini Pista

ああ、Chesini!イタリアのヴェローナ市の古い自転車メーカーです。学校の関係で毎年の9月にヴェローナへ出張で行きます。ヴェローナで60%の自転車はChesiniの自転車です。子供用、MB、ママチャリ、フルカーボンのレーサー、何でも。去年行った時にこのフレームを作ってもらいました。固定ギア自転車です。ホイールが回るとペダルも回る。普通の自転車みたいに乗ってる時休憩が出来ません。この間八王子まで行った時に死ぬかと思いました。すごい疲れた!しかし、とても面白い自転車です。大好きになりました。フレームはクロームメッキに透明なペイント。光ります。

この6台の自転車は皆、手作りです。皆、クロモリの鉄で出来ているから軽いです。ThanetとDawesを完成車で買ったけど、後の4台はフレームで買って自分でパーツを探して、組立てました。しかし、ThanetとDawesも改造しました。自転車をいじることが大好きです。

この間生徒に「何をすると幸せを感じるのですか。」と聞かれた時に、「自転車を触る時だな。」と答えました。何か、自転車をいじる時に、時間が経つ感覚が全然ないのです。瞑想と同じかな?

2010年3月21日日曜日

Bread and Communication

今、パンを買いに行って来ました。毎朝の私の朝食はトーストとバターとジャムです。私の知っている範囲に一番美味しいパンは井の頭通り沿いにある「Levain/ルヴァン」という名前のパン屋さんのパンです。多分、富ヶ谷の近所の方々はほとんど知っているパン屋さんだと思います。ルヴァンのパンはちょっと高いですけどナチュラルでとても美味しいです。毎日食べています。

ルヴァンのお店の隣にカフェがあります。ルヴァンのお店からカフェの中を見えます。時々そのカフェに展覧会があります。今日、パンを買う時にカフェに「何か、写真の展覧会をやっていないか」と思って、お店のスタッフに聞いたら、「写真としゅわの展覧会です。」と教えてくれました。しゅわ?何だろうなと思いまして見に行きました。

30枚くらいの写真がありまして、すべての写真は手の写真でした。そうかと思って、手が好きなフォトグラファーだと思いました。カフェはけっこう込んでいました。各写真をゆっくりみて、じゃあ、そのしゅわを見ようと思ったら、沢山の人が、耳が聞こえない人の手の言葉で会話をしていると気づいた。そうか!と思いました。しゅわって、「手話」だと分かりました。それで、その写真はただの手の写真じゃなくて、「あ」から「ん」までの手話でした。

私にとって手話の世界は新しい世界でした。カフェにいた人たちは耳が聞こえない人と聞こえる人も手話で会話していました。手話で話せる耳が聞こえる人は手話のサークルで勉強をしていたそうです。ある意味では手話は外国語と同じだと思いました。上手になる為に勉強と練習が必要です。

手話って、当たり前かもしれませんが文字だけじゃなくて、よく使う単語と文書はまとめてあります。例えば、違います、お任せします、ありがとう、なるほど!などを一つの動作で表現します。

ホサナさん「お任せします」

利来彩さん「違います」

私「なるほど」

展覧会の写真を撮った二人の女性、森下利来彩さんと上山ホサナさんと長く話しまして、色々な面白いこと教えてくれました。手話も少し教えてくれました。二人もとてもすてきな人です。感動しました。

私の姉が目が見えない、耳が聞こえない人ですが一人で買い物に行ったり、料理したり子供4人育ちました。彼女に言われたこと皆さんに伝えたいです。「この社会の中で私みたいな人は体が不自由だと言いますが、実は私みたいな人にはこの社会が不自由です。」

2010年3月14日日曜日

The Weather and Food

今日もいいお天気で気持ちいいです。どこか、自転車で行きたくなります。私の国にこんなにいいお天気は滅多にないです。イギリス人のジョーク、「This year, summer was on a Wednesday.今年の夏は水曜日にありました。」残念だけど、イギリスは悪い天気とまずい食べ物で有名です。しかし、いいお天気にならない訳ないし、美味しい食べ物もあります。両方も珍しいだけです。しかし、毎年の9月末、10月の始めにイギリスへ行く時のお天気はけっこいいですよ。

Silverton, Devon (デボン州シルバートン村) 2009年10月 いいお天気でしょう

私の母は絵描きでした。私が11才から15才まで絵の先生でした。彼女が勤めていた学校の料理の先生が突然に止めた時に、学校の校長に「料理も教えて頂けませんか。」と言われました。2年間ぐらい絵も料理も教えていました。教えていた料理はイギリス料理でした。

私は7才まで外食した事がなかったです。ある日に友達のお母さんに食事に誘われていました。その友達の家は自分の家から歩いて4分だったので直ぐに母に聞きに行きました。許可をもらって食べに行きました。驚きました!不味かったです。家と違って、ほとんどの食品は缶詰食品か冷凍品でした。デザートは甘くて不味かったです。その時に私の母はどれくらい上手かよく分かりました。

16才と17才の時に私の村から15キロ離れた町のカレッジに通うことになりまして、そのカレッジに留学していた外国人が多かったです。イラン、フランス、スペイン、イタリア、日本、コロンビア、ベネズエラなどからの友人ができました。毎週の日曜日に一人、二人の友達がSunday Lunchを食べに家に来ていました。全員は「イギリスでこんなに美味しい物食べられるか知らなかった!」と言ってくれました。


Sausage, egg and chips at The Lamb Inn, Silverton - 超美味しかった!

イギリスと比べると日本は料理の天国です。日本のどこにいっても、美味しいお店があります。良くなくても、「まあまあ」ですね。イギリスでは不味いお店が多いです。毎年イギリスに帰っています。よく分かったのは、たまたま美味しいお店を見つけることがめったにないのです。その町を知っている美味しい食べ物が分かる友達に聞くことしかないのです。イギリス料理の問題ではないです。イギリス人の問題です。なんか、沢山のイギリス人には食べ物が大切な事ではないです。

30年前くらいにフランス人の友達が、「イギリス人は何を食べても平気だから大英帝国が出来ましたと思う。」と言いました。私は笑っていましたが本当にそうかも知れません。

2010年2月21日日曜日

Schwa and Tennis

Schwa - ə
まず、前のブログに書けば良かったなと思った事。英語でLondonの「ン」を上手に言えるようになればandとsomeとthemも上手に言えるようになります。しかし、本当はふたつめの「ン」の前の母音の部分の話です。「ə」の音のことです。「えっ!?」と思うでしょう。実はその発音がヨーロッパの言葉で、英語にしかない発音です。「and」と「some」と「them」をゆっくり言う時にはちゃんとhatの「a」、comeの「o」とtenの「e」になりますが普通の会話の速さで喋る時にその3つの母音とも同じ「ə」の発音になります。例えば、「Ask them if they want some fish and chips.」に3回もその発音が出ます。英語ではその母音のなまえは「schwa」です。英語で一番多い母音の音です。

• 'a' in about [əˈbaʊt]
• 'e' in taken [ˈteɪkən]
• 'i' in pencil [ˈpɛnsəl]
• 'o' in eloquent [ˈɛləkwənt]
• 'u' in supply [səˈplaɪ]
p'ə'l in apple [ˈa-pəl]


日本人にはとても言いにくい音です。近い発音なんですが、英語で「apple」を言う時にだいたいの日本人は割と上手く言えます。この「ə」の発音は日本語にない発音ですので、自分で想像も出来ない発音ですね。英語が母国語の人に聞いて真似することしかありません。結局、どうしても「ə」を言えないのだったら日本語での一番近い発音は「君(くん)」の「う」の音です。そうすると、北イギリスの人の訛りになります。

Tennis
私は毎週月曜日にテニススクールに通っています。コーチが練習の説明をするときに彼女が言ってることの半分以下しか分からないと思います。クラスに5〜7人がいます。だいたい練習の順番をジャンケンで決めます。ジャンケンは下手でだたい練習の最後の人になります。前の生徒をまねする機会ですので私にはちょうどいいですね。何でもそうですけど、外国語での一番難しい所は専門用語です。日本の全国テニススクールは同じかどうか分からないのですが、東北沢テニススクールで使ってる専門用語は英語からの外来語が多いです。分かるはずと思えるかもしれませんが私は英語でもテニスを習ったことがありません。

昨日もテニススクールへ行きました。途中でコーチに褒められた時に「コーチのお陰さまです。」と言おうとしました。ただ、言ったことがなかったのです。日常会話ではあまり使わないでしょうね。逆に「ごちそうさま」をよく言います。私は「コーチそうさまです。」と言ってしまいました。

しかし、初めてではないです。1980年代に三年間東京で日本語の勉強をしました。最初は新宿区の江戸川橋に住んでいて、週に3回渋谷駅の近くにあった日本語の学校に通っていました。江戸川橋から永田町まで有楽町線で、そこから渋谷まで半蔵門線。そのころの私の日本語のレベルは初心者でした。渋谷は言いやすかったけど有楽町、永田町、半蔵門はそうでもなかったです。日本語を習い始めてから2ヶ月ぐらい経ったころ、その学校で自己紹介の練習をしていました。クラスに8人がいまして、皆大きいテーブルの周りに座っていました。順番で、テキストから自己紹介の会話を読んでいました。私の番になったら、「ブラウンです。初めまして。どうぞ、宜しくお願いします。」を読めなければなりませんでした。日本に来て二ヶ月、やっと、有楽町線を言えるよになって、どうしても、「ブラウンです。初めまして。どうぞ、有楽町お願いします。」を言ってしまいました。あと、よく「靴下」と「九段下」を言い間違えていました。

2010年2月11日木曜日

牛のようにいいね!

昨日のブログを読むと、「あまり面白くないな」と思います。もっと、目的について書けばよかったと思います。

私には英会話を教える事はとても面白い事です。言葉自体は面白いです。日本で中学校、高校で皆英語を習います。今は違って来たのですが私の学生時代に皆フランス語を習いました。11歳からフランス語を習い始めたのですね。イギリスでよくあるのは「ラングエジエクスチェンジ」です。フランス語を習っている生徒たちは夏休みのときに一ヶ月間フランスでホームステーして、そのフランスの家族の子供が代わりに自分の家に一ヶ月間泊まりに来ます。そうすると、二人も一ヶ月間相手の言葉を日常生活に使う経験があります。私は14歳の時に一ヶ月間フランスのノルマンディにいました。本当に楽しかったです。外国語でコミュニケーションを出来る事は「すごいな!!」と思いました。
フランス・ノルマンディ、14才、右の男の子は私です。Velosolexに乗っています。

イギリスで日本より子供が科目を早めに絞って行きます。私、13才の時に11科目を勉強していましたが14才のころ、日本で言う中学校三年生の時に、8か9科目にできます。私の倍は音楽、物理、科学などを止めまして、スペイン語を習い始めました。その時に、ドイツ語かスペイン語を、どちらが選ぶことができました。私は暖かい所の方がいいなと思っていたのでスペイン語にしました。フランスに行ったときと同じ形でスペインへも行きました。その後30才までフランスとスペインへ出来るだけ行ったりしていました。フランスに2年半とスペインに半年くらい住む事にもなりました。

なんで外国語が面白いでしょうか。まず、外国語を習うのはその言葉だけじゃなくて、その言葉の後ろにある文化も習います。私はフランス語を喋る時にイギリス人の私がある程度なくなります。その代わりに新しいの私が生まれてきます。口から出て来る言葉が違うし体の動きも変わります。イギリス人の口ではフランス語の音が作れません。何か、フランス語を話す時に海外旅行っている感じします。フランス語は面白いですよ!例えば、フランス語では何かいいものを見た時、「C'est vachement bien!」とよく言います。英語に直訳すると、「It's cow-ly good!」になります。その「cow」は「牛」の意味です。牛のようにいいね!フランス語では色々な面白い言い方がありますよ。フランス人の男の人は奥さん、彼女、娘に「僕のキャベツ、ウサギ、鹿、ニワトリ」と呼びます。

外国語を習い始める時に、頭の中で自分の言葉から訳することが当然。しかし、ある時にそうする必要がなくなります。それに秘密があります。その秘密は真似することです。例えば、辞書で調べると「美味しい=delicious」になります。ただ、英語では「really good」を使います。Deliciousは人の家で食べた後に使う言葉です。結構フォーマルです。英語が母国語の人の真似ができれば自然に正しい英語を話せるようになります。それは言葉の使い方だけじゃなくて、発音とイントネーションも真似ができればとてもいいことです。問題は人の真似することは、イギリスの文化でも日本の文化でも失礼なことと見られていることです。気にしないで下さい。真似しましょう。楽しいですよ!発音なんですが、今度機会があれば英語が母国語の人に「ロンドン」を発音してもらって、真似してみて下さい。上手く出来るようになったら、question, station, information, Bostonの最後の「ン」の発音を上手く言いえるようになります。

目的に戻りますが、このブログを書く目的は英語を習っている人たちの役に立つことです。宜しくお願いいたします。

2010年2月10日水曜日

The Beginning

今遅い時間です。明日の朝早くレベルチェックをする予定ですのでこの文書が長くなりません。


今まで、20年間英会話を教えて来ました。最近の13年は自分の渋谷区富ヶ谷にある学校で教えています。先生三人を雇っています。


なぜこのブロッグ?私の学校に通ってる生徒たちは頑張って、忙しい生活の中で苦労しながら、英語を話せるようになろうとしています。私、日本語をまあまあ上手に話せるけど、書くのはとても苦手です。このブロッグを書けば英語の勉強をしている人たちの苦労を感じるだろうと思っています。いいことかな?