2010年2月21日日曜日

Schwa and Tennis

Schwa - ə
まず、前のブログに書けば良かったなと思った事。英語でLondonの「ン」を上手に言えるようになればandとsomeとthemも上手に言えるようになります。しかし、本当はふたつめの「ン」の前の母音の部分の話です。「ə」の音のことです。「えっ!?」と思うでしょう。実はその発音がヨーロッパの言葉で、英語にしかない発音です。「and」と「some」と「them」をゆっくり言う時にはちゃんとhatの「a」、comeの「o」とtenの「e」になりますが普通の会話の速さで喋る時にその3つの母音とも同じ「ə」の発音になります。例えば、「Ask them if they want some fish and chips.」に3回もその発音が出ます。英語ではその母音のなまえは「schwa」です。英語で一番多い母音の音です。

• 'a' in about [əˈbaʊt]
• 'e' in taken [ˈteɪkən]
• 'i' in pencil [ˈpɛnsəl]
• 'o' in eloquent [ˈɛləkwənt]
• 'u' in supply [səˈplaɪ]
p'ə'l in apple [ˈa-pəl]


日本人にはとても言いにくい音です。近い発音なんですが、英語で「apple」を言う時にだいたいの日本人は割と上手く言えます。この「ə」の発音は日本語にない発音ですので、自分で想像も出来ない発音ですね。英語が母国語の人に聞いて真似することしかありません。結局、どうしても「ə」を言えないのだったら日本語での一番近い発音は「君(くん)」の「う」の音です。そうすると、北イギリスの人の訛りになります。

Tennis
私は毎週月曜日にテニススクールに通っています。コーチが練習の説明をするときに彼女が言ってることの半分以下しか分からないと思います。クラスに5〜7人がいます。だいたい練習の順番をジャンケンで決めます。ジャンケンは下手でだたい練習の最後の人になります。前の生徒をまねする機会ですので私にはちょうどいいですね。何でもそうですけど、外国語での一番難しい所は専門用語です。日本の全国テニススクールは同じかどうか分からないのですが、東北沢テニススクールで使ってる専門用語は英語からの外来語が多いです。分かるはずと思えるかもしれませんが私は英語でもテニスを習ったことがありません。

昨日もテニススクールへ行きました。途中でコーチに褒められた時に「コーチのお陰さまです。」と言おうとしました。ただ、言ったことがなかったのです。日常会話ではあまり使わないでしょうね。逆に「ごちそうさま」をよく言います。私は「コーチそうさまです。」と言ってしまいました。

しかし、初めてではないです。1980年代に三年間東京で日本語の勉強をしました。最初は新宿区の江戸川橋に住んでいて、週に3回渋谷駅の近くにあった日本語の学校に通っていました。江戸川橋から永田町まで有楽町線で、そこから渋谷まで半蔵門線。そのころの私の日本語のレベルは初心者でした。渋谷は言いやすかったけど有楽町、永田町、半蔵門はそうでもなかったです。日本語を習い始めてから2ヶ月ぐらい経ったころ、その学校で自己紹介の練習をしていました。クラスに8人がいまして、皆大きいテーブルの周りに座っていました。順番で、テキストから自己紹介の会話を読んでいました。私の番になったら、「ブラウンです。初めまして。どうぞ、宜しくお願いします。」を読めなければなりませんでした。日本に来て二ヶ月、やっと、有楽町線を言えるよになって、どうしても、「ブラウンです。初めまして。どうぞ、有楽町お願いします。」を言ってしまいました。あと、よく「靴下」と「九段下」を言い間違えていました。

1 件のコメント:

  1. 僕は、アメリカに旅行したときにバーで Bourbon を何度注文しても Brandy が出てきました・・・

    返信削除