2010年3月21日日曜日

Bread and Communication

今、パンを買いに行って来ました。毎朝の私の朝食はトーストとバターとジャムです。私の知っている範囲に一番美味しいパンは井の頭通り沿いにある「Levain/ルヴァン」という名前のパン屋さんのパンです。多分、富ヶ谷の近所の方々はほとんど知っているパン屋さんだと思います。ルヴァンのパンはちょっと高いですけどナチュラルでとても美味しいです。毎日食べています。

ルヴァンのお店の隣にカフェがあります。ルヴァンのお店からカフェの中を見えます。時々そのカフェに展覧会があります。今日、パンを買う時にカフェに「何か、写真の展覧会をやっていないか」と思って、お店のスタッフに聞いたら、「写真としゅわの展覧会です。」と教えてくれました。しゅわ?何だろうなと思いまして見に行きました。

30枚くらいの写真がありまして、すべての写真は手の写真でした。そうかと思って、手が好きなフォトグラファーだと思いました。カフェはけっこう込んでいました。各写真をゆっくりみて、じゃあ、そのしゅわを見ようと思ったら、沢山の人が、耳が聞こえない人の手の言葉で会話をしていると気づいた。そうか!と思いました。しゅわって、「手話」だと分かりました。それで、その写真はただの手の写真じゃなくて、「あ」から「ん」までの手話でした。

私にとって手話の世界は新しい世界でした。カフェにいた人たちは耳が聞こえない人と聞こえる人も手話で会話していました。手話で話せる耳が聞こえる人は手話のサークルで勉強をしていたそうです。ある意味では手話は外国語と同じだと思いました。上手になる為に勉強と練習が必要です。

手話って、当たり前かもしれませんが文字だけじゃなくて、よく使う単語と文書はまとめてあります。例えば、違います、お任せします、ありがとう、なるほど!などを一つの動作で表現します。

ホサナさん「お任せします」

利来彩さん「違います」

私「なるほど」

展覧会の写真を撮った二人の女性、森下利来彩さんと上山ホサナさんと長く話しまして、色々な面白いこと教えてくれました。手話も少し教えてくれました。二人もとてもすてきな人です。感動しました。

私の姉が目が見えない、耳が聞こえない人ですが一人で買い物に行ったり、料理したり子供4人育ちました。彼女に言われたこと皆さんに伝えたいです。「この社会の中で私みたいな人は体が不自由だと言いますが、実は私みたいな人にはこの社会が不自由です。」

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